マウスピース型矯正装置
(インビザライン)とは
透明なポリウレタンでできた、形状が少しずつ異なる複数のマウスピース型の装置を、段階的に替えて歯を移動させる治療方法です。精密な型どりをもとに、コンピューターで歯の動きをシミュレーションしたうえで作られるので、歯列にしっかりとフィットし、薄さも約0.5mmなので目立ちません。そのため、人前に出るお仕事など、装置を見られたくないという方におすすめです。
ワイヤー矯正との大きな違いは自分で取り外せることで、約1週間に1回、自分で装置を交換しながら治療を進めます。食事や歯磨きも装置のない状態で普段どおりに行なえます。ただし、1日に20時間以上つけていないと治療効果に影響するので、自己管理が求められます。
当院のマウスピース矯正治療の特徴
幅広い症例に対応できる
インビザラインGo
(前歯部用マウスピース型装置)
での矯正治療
インビザラインが歯列全体を動かすのに対し、インビザラインGoは奥歯を動かさず、前歯だけを動かします。そのため、治療期間も20ステージ(1ステージは約2週間)までに制限されており、通常のインビザラインによる治療よりも費用を抑えられ、治療期間は最短5ヵ月程度と短くて済みます。
部分的な治療となるので、軽度から中度の不正咬合に適用します。
矯正スターターセットプレゼント
当院でインビザラインGoを始める方は、
・ホームホワイトニングジェル 1本
・invisaGOスターターセット
・チューイ 1本
・マウスクリーニング 1回分
・リテーナー(保定装置)
の5点を無料でプレゼントしております。
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3D口腔内スキャナー(iTero)、
3Dシミュレーションソフトウェア
(クリンチェック)を導入
3D口腔内スキャナー(iTero)は、小さなヘッドで歯をなぞるだけで歯型をデジタル化してパソコンに取り込める装置です。「Outcome
simulation」(アウトカムシミュレーション)という機能で治療の簡易シミュレーション行なうことにより、その場ですぐに治療後の歯並びを確認できます。映像を回転し、前だけではなく横や内側からの歯並びも見られるので、治療後の歯並びがイメージしやすくなります。
さらに3Dシミュレーションソフトウェア(クリンチェック)を使って、より詳しく歯の移動過程や治療後の仕上がりを確認できます。また、治療開始後は歯が計画どおりに動いているかの確認にも使います。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)と他の矯正治療の違い
マウスピース型矯正装置 | 表側矯正 | 舌側矯正 | |
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見た目 | 目立たない | 目立つ | 目立たない |
治療費 | 30~130万円 | 50~150万円 | 80~180万円 |
治療期間 | 数ヵ月~3年以上 | 数ヵ月~3年以上 | 数ヵ月~3年以上 |
可能な治療 | 顎骨に問題がない場合の歯並びの治療 | 顎骨に問題がない場合の歯並びの治療 | 顎骨に問題がない場合の歯並びの治療 |
こんな方におすすめ | ・装置を見られたくない ・装置を自分で外したい ・大げさな治療はしたくない |
・見た目を気にしない ・装置はつけっぱなしがいい ・痛みはがまんできる |
・装置を見られたくない ・装置はつけっぱなしがいい ・痛みはがまんできる |
※治療費は一般的な金額です。
マウスピース型矯正装置 |
---|
見た目目立たない |
治療費30~130万円 |
治療期間数ヵ月~3年以上 |
可能な治療顎骨に問題がない場合の歯並びの治療 |
こんな方におすすめ・装置を見られたくない ・装置を自分で外したい ・大げさな治療はしたくない |
※治療費は税込みとなります。
表側矯正 |
---|
見た目目立つ |
治療費50~150万円 |
治療期間数ヵ月~3年以上 |
可能な治療顎骨に問題がない場合の歯並びの治療 |
こんな方におすすめ・見た目を気にしない ・装置はつけっぱなしがいい ・痛みはがまんできる |
※治療費は税込みとなります。
舌側矯正 |
---|
見た目目立たない |
治療費80~180万円 |
治療期間数ヵ月~3年以上 |
可能な治療顎骨に問題がない場合の歯並びの治療 |
こんな方におすすめ・装置を見られたくない ・装置はつけっぱなしがいい ・痛みはがまんできる |
※治療費は税込みとなります。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)のメリット・デメリット
メリット
- 口元が目立たない
- 自分で取り外せる
- 事前にシミュレーションできる
- ワイヤー矯正に比べ痛みがほとんどない
- コンタクトスポーツも可能
デメリット
- 適応しない症例がある
- 自己管理が必要になる
- 長時間装着する必要がある
- 治療期間が長引くことがある
- 奥歯が噛まなくなることがある
矯正治療の流れ
01初診相談
療方法・内容・期間・費用など治療の概要をお話します。
「当院では現在無料カウンセリングを実施しております。」
矯正治療は長期間にわたるので、不安や疑問を解消していただいてから治療を始めることが大切です。質問などに丁寧にお答えしますので、お気軽にご相談ください。
02精密検査
精密な治療計画を立案するため、3D口腔内スキャナー(iTero)による歯型の採取、レントゲン・CT撮影などを行ない、多角的にデータを取得します。それにより精密な診断ができ、治療途中のトラブルを未然に防げます。
03治療計画の立案
診断結果をもとに治療計画を立案します。予想される治療期間や通院回数、費用の総額、抜歯の有無、治療方法のデメリットなどをわかりやすくご説明します。新たに不安や疑問が浮かびましたら、お気軽にご相談ください。
04クリーニング
マウスピース型矯正装置は自分で取り外せるので、装置のない状態で歯を磨けますが、より効果的に虫歯や歯周病を予防できるよう、クリーニングで歯垢や歯石を除去します。お口の中の状態に合わせ、歯の磨き方もご指導します。
05治療開始
装置の取り扱いなどについてご説明し、装置の着脱の練習をしていただきます。その後、次回の来院まで使う複数の装置をお渡しします。はじめは装置に違和感がありますが、徐々に慣れてそれほど気にならなくなります。
06定期検診・調整
定期的にご来院いただき、クリーニングを行なったり、歯が計画どおりに動いているか、虫歯や歯周病になっていないかなどを確認します。虫歯や歯周病になりそうなところがあれば、あらためて歯磨き指導などを行ないます。
07保定期間
計画どおりに歯が動き歯列が整ったら、装置を外してリテーナー(保定装置)をつけます。動かした歯は後戻りするので、それを防ぐために歯列を安定させます。保定期間には個人差がありますが、一般的には2年ほどになります。
矯正治療にともなう一般的なリスク・副作用
- ・機能性や審美性を重視するため自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
- ・最初は矯正装置による不快感、痛みなどがあります。数日から1~2週間で慣れることが多いです。
- ・治療期間は症例により異なりますが、成人矯正や永久歯がすべて生え揃っている場合は、一般的に1年半~3年を要します。小児矯正においては、混合歯列期(乳歯と永久歯が混在する時期)に行なう第1期治療で1~2年、永久歯がすべて生え揃った後に行なう第2期治療で1~2年半を要することがあります。
- ・歯の動き方には個人差があるため、治療期間が予想より長期化することがあります。
- ・装置や顎間ゴムの扱い方、定期的な通院など、矯正治療では患者さまのご協力がたいへん重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
- ・治療中は、装置がついているため歯が磨きにくくなります。虫歯や歯周病のリスクが高まるので、丁寧な歯磨きや定期メンテナンスの受診が大切です。また、歯が動くことで見えなかった虫歯が見えるようになることもあります。
- ・歯を動かすことにより歯根が吸収され、短くなることがあります。また、歯肉が痩せて下がることがあります。
- ・ごくまれに、歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
- ・ごくまれに、歯を動かすことで神経に障害を与え、神経が壊死することがあります。
- ・治療中に金属などのアレルギー症状が出ることがあります。
- ・治療中に、「顎関節で音が鳴る、顎が痛い、口をあけにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
- ・問題が生じた場合、当初の治療計画を変更することがあります。
- ・歯の形状の修正や、噛み合わせの微調整を行なうことがあります。
- ・矯正装置を誤飲する可能性があります。
- ・装置を外すときに、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、補綴物(被せ物など)の一部が破損することがあります。
- ・装置を外した後、保定装置を指示どおりに使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
- ・装置を外した後、現在の噛み合わせに合わせて補綴物(被せ物など)の作製や虫歯治療などをやり直す可能性があります。
- ・顎の成長発育により、噛み合わせや歯並びが変化する可能性があります。
- ・治療後に親知らずが生えて、歯列に凹凸が生じる可能性があります。
- ・加齢や歯周病などにより歯を支える骨が痩せると、歯並びや噛み合わせが変化することがあります。その場合、再治療が必要になることがあります。
- ・矯正治療は、一度始めると元の状態に戻すことが難しくなります。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)による治療の一般的なリスク・副作用
- ・機能性や審美性を重視するため自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
- ・正しい装着方法で1日20時間以上使用しないと、目標とする治療結果を得られないことがあるため、きちんとした自己管理が必要になります。
- ・ご自身で取り外せるため、紛失することがあります。
- ・症状によっては、マウスピース型装置で治療できないことがあります。
- ・お口の中の状態によっては、治療計画どおりの結果が得られないことがあります。
- ・装着したまま糖分の入った飲料をとると、虫歯を発症しやすくなります。
- ・治療によって、まれに歯根吸収や歯肉退縮が起こることがあります。
- ・食いしばりの癖が強い方の場合、奥歯が噛まなくなることがあります。
- ・治療途中で、ワイヤーを使う治療への変更が必要になることがあります。
- ・お口の状態によっては、マウスピース型装置に加え、補助矯正装置が必要になることがあります。
- ・治療完了後は後戻りを防ぐため、保定装置の装着が必要になります。
- ・薬機法(医薬品医療機器等法)においてまだ承認されていない医療機器です。日本では完成物薬機法対象外の装置であり、医薬品副作用被害救済措置の対象外となることがあります。
薬機法において承認されていない医療機器「インビザライン」について
当院でご提供している「マウスピース型矯正装置(インビザライン)」は、薬機法(医薬品医療機器等法)においてまだ承認されていない医療機器となりますが、当院ではその有効性を認め、導入しています。
○未承認医療機器に該当
薬機法上の承認を得ていません(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構ウェブサイトにて2021年8月5日最終確認)。
○入手経路等
インビザライン・ジャパン株式会社より入手しています。
○国内の承認医療機器等の有無
国内では、インビザラインと同様の性能を有した承認医療機器は存在しない可能性があります(独立行政法人
医薬品医療機器総合機構ウェブサイトにて2021年8月5日最終確認)。
○諸外国における安全性等にかかわる情報
現在世界100カ国以上で提供され、これまでに1,000万人を超える患者さまが治療を受けられています(2021年5月時点)。情報が不足しているため、ここではインビザラインの諸外国における安全性等にかかわる情報は明示できません。今後重大なリスク・副作用が報告される可能性があります。
なお、日本では完成物薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
※当該未承認医薬品・医療機器を用いた治療の広告に対する注意事項の情報の正確性について、本ウェブサイトの関係者は一切責任を負いません。
3D口腔内スキャナー(iTero)による治療の一般的なリスク・副作用
- ・薬機法(医薬品医療機器等法)において承認された医療機器であり、マウスピース型装置(インビザライン)による治療を行なう工程で使用する機器となります。
- ・3D口腔内スキャナー(iTero)を使用して行なうマウスピース型矯正装置(インビザライン)による治療は、自費診療(保険適用外)となり、保険診療よりも高額になります。
- ・印象材を使用した従来の印象採得に比べ、印象採得時の不快感は大幅に軽減されますが、お口の中にスキャナーが入るため、ごくまれに多少の不快感を覚えることがあります。
3Dシミュレーションソフト(クリンチェックソフトウェア)の一般的なリスク・副作用
3Dシミュレーションソフト(クリンチェックソフトウェア)は薬機法(医薬品医療機器等法)において承認された医療機器であり、マウスピース型矯正装置(インビザライン)による治療を行なう工程で使う装置となります。
- ・3Dシミュレーションソフト(クリンチェックソフトウェア)を使って行なうマウスピース型矯正装置(インビザライン)による治療は、機能性や審美性を重視するため自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
- ・どの矯正医が担当しても同じ治療結果が得られるというわけではなく、必ずしもシミュレーションどおりに治療が進むというわけではありません。
- ・あくまでシミュレーションなので、実際には難しい歯の移動が組み込まれていると、歯が骨からはみ出して歯肉が下がってしまうなどの可能性があります。